« December 2008 | Main | May 2009 »

カウボーイビバップ主演キアヌリーブス

 ウボーイビバップ:キアヌ・リーブス主演で実写映画化 渡辺監督も参加へ
 カウボーイビバップの実写化というだけでも眉唾なのに、主演はキアヌリーブスですか!
「わたしは原作アニメのファンです」って聞いてないですよ!

 とりあえず、一番重要なのはサンライズの参画でもキアヌの主演でもなく、実は音楽ではないかと思う。音楽がうまくいけばビバップは9割成功ですよ?

 余談

 なんかカイジも実写映画化するんですね。
「鬼が来た」で日本兵役を狂演した香川照之さんが利根川サンやるのか...。

| | Comments (1013) | TrackBack (0)

ヘレンESP−スケッチブックを持って微笑む少女−

 ありがとう
 はなしかけてもらって
 うれしいです
 これからも
 仲良くしてください

 .....

 というわけでヘレンESP1巻、無事購入しました。オマケがほしくてわざわざ「とらのあな」まで行きました。また明日(ニコ)買いにいくんです。なにやってんだろ私。でもうれしいな。うれしいな。

 ヘレンESPは、ヘレン・高原・ラ=グィード、おそらく15歳のお話です。ヘレンは5年前に交通事故に会い、両親を同時に失い、自身も視覚・聴覚と言葉を失いました。今はお父さんの弟のひげのオジサマと、盲導犬ヴィクターと一緒に暮らしています。
 事故が原因なのか、元々素養があったのか、ヘレンは不思議な力を持っています。最初はヴィクターと意思疎通できる程度だったのですが(それはそれですごい)、新型補聴器がきっかけで、作中ESPと呼ばれる「なにかとてつもない力」を手に入れます。
 このお話は、不幸な境遇のヘレンが、自らの努力と周囲の協力を糧に、ハンディキャップを克服していく、苦難と感動の物語、ではありません。ヘレンがEPSを使って悪人をばっさばっさり退治する、そんなお話でもありません。

 なんていえばいいんだろう。とても不思議なお話です。

 確かに、ヘレンのESPは特別で、不思議なものが見えたり、不思議なものと意思疎通できたり、不思議なものを呼び寄せたりして、毎度不思議な体験をするのですが、それだけだと普通の不思議なお話です。ヘレンESPの不思議さは、もっと別の所にあるように思えてならないのです。歯がゆいなあ。
 冒頭の言葉は、初めて学校で話しかけてくれた(といってもヘレンには聞こえないから紆余曲折の末指文字で云々)女生徒に、ヘレンがかけた言葉です。ヘレンは話せないので、会話用スケッチブックを使います。ほんとうにうれしそうにニコニコしてスケッチブックを見せるヘレンが、私にもとても不思議な存在に思えました。

 ヘレンは確かに苦難を乗り越え(学校に行くとか、友達を作るとか)、そこには感動がありますが、「苦難と感動の物語」と言われて頭に浮かぶそれとはまったくちがうテンポが、そこにはあります。漠然と疑問にはおもっていたのですが、1巻収録のおまけマンガにその答えが書いてありました。ヘレンは不便ではあっても、不幸ではないんですね。だからヘレンESPはあんなに不思議で、ヘレンはあんなに魅力的なのでしょう。

 なに、ますますわかんなくなった?
 そんなアナタにおすすめ。

 読もう、ヘレンESP!

※おまけ。知らない人には全くわからない個人的なベストエピソードとか。

 全般的に評価が高いのは「ヘレンと魔王」かな。読むものにトラウマを残す問題作。
 同系で「ヘレンと花畑」。こちらは奇妙な後味。
 ヘレンがいちばん危ない目に遭う「ヘレンの日常」も捨て難いが、ここは1巻未収録の「ヘレンの電話番号」に一票。思わず青森にひっこしたくなります。

 ベストシーンは、前述の「うれしいです」のヒトコマで。
「ヘレンと魔王」のアレもいいが、やっぱりヘレンの笑顔が一番。

| | Comments (172) | TrackBack (1)

新年静止する地球がすごいESPに(ニコ)するバキ外伝

 新年おめでとうございます。
 とりあえず近況とか、つらつら。

 映画の話。

 地球が静止する日、見ました。往年の名作のリメイク。タイムマシンしかり、宇宙戦争しかり、例によって換骨奪胎、同じキーワードで作られたまったくの別物であります。でもそこそこ楽しめました。
 キアヌ・リーブス版の宇宙人クラートゥは本人がチートに強力で、原作と違い自力で相手をやっつけてしまいます。詳細は明かしませんが理詰めで攻略する感じで、まるでスタンド能力のようです。これが意外とおもしろい。銃を持った警官と逆転するシーンはびっくらこきました。対ヘリ×2戦闘は笑いました。
 原作ではクラートゥ以上に有名なロボット・ゴートはゴツいくらいマッシブで、巨大ペプシマンに見えてしまいます。これがゴートだと言われれば納得はできますが、どうにも好きになれません。アイタタ。こいつがどんなふうにあばれるのかと思いきや、まさかアレでくるとは。ハリウッドがリアルなアレの仕組みをCGで懇切丁寧に見せてくれるとは、長生きはするものです。なるほど、これなら人類根絶やしだわと、納得できるビジュアルでした。
 個人的に好きなシーンふたつ。ひとつは原作にもある黒板のシーンです。ノーベル賞学者の老人とクラートゥが黒板に科学という言葉で無言のアンサンブルを奏でる、かりかりとチョークの音も心地よい印象的なシーンでした。
 二つ目は、中国人のおじいさんが出てくるシーンです。これは原作にはなかったはずです。

 マンガの話。

 ヘレンESPがおもしろい! ヘレンがかわいい!!
 事故で両親を失い、同時に三重苦を背負ったヘレンは、ついでにとんでもない能力(ESPってレベルじゃネェぞコレ!)まで目覚めてしまい、大小さまざまの事件に巻き込まれた末に、時に不可思議で、時に残酷で、時にほのぼの、時に何とも名状しがたい結末を迎えるショートストーリー集。障害者であるヘレンのさりげない日常(スケッチブックで話しかけるとか、粘土細工してるとか)と、現実に潜む非現実の邂逅(死者とか魔王とか花の精とかイタ電とか)、それはさておきヘレンがかわいいんですよ!
 マイナー誌の週刊少年チャンピオンで短期連載を不定期に繰り返す、知る人だけが知る佳作だったのですが、ようやく1/8に単行本が出てます。とにかくヘレンがかわいいので、できるだけ多くの人に見てほしいマンガです。

 もひとつマンガの話。

 あの(ニコ)が、完全版2巻で1/10発売ですよ? やんごとなき理由で単行本化が中断して、あんまり先が読みたかったので国会図書館まで行ったんですよ。まあそれはさておき。
 信じられない。待ってみるもんだ。
 あのエオマイアのタカハシマコが描いたザンコクまんが。本当はザンコクなこどもたちのザンコクさが容赦なくこどもたちに向けられるザンコクさ、それがタカハシマコの描くかわいっちい少年少女でアレします。容赦なく内面まで掘り下げた上に突き放します。ぽーん!
 印象的なのが、ダレカニミテホシクテ自傷を繰り返す女の子の話。彼女がポジティブなぶん、つらつらと何とも言えないきもちが胸に込み上げてきます。
 もう一つは、浜辺で出会ったおじさんとデート(?)する女の子の話。これはヤラレタ。子供の心を失わないとはどういうことなのか、現実的で残酷な答えが返ってきた上で、サクっと斬って落とされます。「ずっと夢を見続けてもいいんだよ。」
 この作品を愛せる人は限られていて、心が少々病んでいるのかもしれませんが、それでもうれしい。ありがとう。

 おまけ。

 ありえないものを描き続けるマンガ家、富沢ひとしセンセが、なんとバキ外伝の作画で復活。
 原作者は師匠の板垣センセですから、古巣にもどったわけですね。
 またSFも描いてほしいデス。

 んなわけで、今年もよろしくお願いします。

Continue reading "新年静止する地球がすごいESPに(ニコ)するバキ外伝"

| | Comments (137) | TrackBack (1)

« December 2008 | Main | May 2009 »