銀色の髪のアギトで「よかったさがし」
※ えーと今回、カテゴリを「だいすきアニメ」に入れてますが、残念ながらこのアニメ「銀色の髪のアギト」を僕が好きだったり、他の人にお勧めしたりするものではありません。詳しくは、先を読めば分かります。
少し前。
銀色の髪のアギトを見に行きました。
映画館にはいるとお客は僕一人で、すごく気恥ずかしかったのを憶えています。開演のアナウンスで「みなさま本日は」と入ると、お尻の辺りがむずむずしました。
上映直前、カップルさんが一組入ってきて、ほっとしましました。
厳しい評価は事前に知っていたので、それなりに覚悟してはいました。
それでもやはり、中身は厳しいものでした。
とはいえ、此処が悪かったとだらだら書いてもつまらないですから、見てよかったこと、面白かったことを、書き残しておきたいと思います。
銀色の髪のアギト よかったさがし
その1 ミンカたんがかわいい
ミンカたんは「主人公の悪友の妹」で、魂の70%くらいが「主人公が好き」でできている女の子。ちなみに残りの30%は「主人公と結婚したい」。コレはお兄さん公認。
「主人公の悪友の妹」という設定が、定番だがうまい。妹っぽい魅力と幼なじみっぽい状況が、うまくミックスされてる。
ミンカたんの性格だが、シンプルで裏表がなく、主人公を巡ってライバルになるヒロインにも優しい、実にいい子だ。岸部露伴が「多くの読者から好感を持たれるぞ」とか言うタイプだ。
だからこそ、後半なんで主人公はミンカたんを置いてヒロイン助けに行くのか。理解できん。地球が滅びる前から眠っていた、特別な秘密を持つ少女、というドラマチックな設定はあれど、魅力が無い、というか印象そのものが希薄で、キャラの平板なヒロインよりは、ミンカたんのほうがよっぽど...。
おっと、よかったさがしだった。失敗失敗。
その2 便利な首輪携帯
ヒロインがしてる首輪形の携帯、正式には羅盤(ラバン)って言うらしいけど、これがめっちゃ便利そうである。
普段はネックレス状態で場所を取らない。首から取り外すと携帯電話になったり、本人の認証装置になったり。首輪状で表示や操作部はどうしているかというと、ホログラムで投射してしまうのだ。これなら邪魔にならない。
これは、現実に使えるアイデアかも。
作中でも、秘密の鍵となる重要アイテムだったり、ヒロインの心情を表す小道具として要所要所でうまく使われてたりする。ミンカたんの次、主人公やヒロインよりも印象的な存在。
その3 ブログのネタになった
と、最後は落としてみました。他にも、森と一体化したシャーマンのような少女二人の不気味な魅力とか、主人公以上に元気な超人のおっさんとかもあるのですが、長くなるので割愛。つうか、脇の方が元気だなあ。
閑話休題。
悪かったところ、というと、大本は脚本になるのだろうか。
脚本で面白いドラマや魅力的な人物像が描けていれば、あの奇麗な絵と合わさって、さぞやおもしろい映画になっていただろうに。絵はきれいかったですよ。
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